12月6日(金) ニッポン放送 ザ・フォーカス〜フライデースペシャル ゲスト:宮本慎也

・2月のキャンプの時点でマズいと思った。選手には「優勝だぞ」と言ったが、何とかAクラスにという気持ち
だった。ブルペンを見た時に前の年より悪かった。96敗した次の年より悪いと思った。先発候補は何人と
いるが投げているボールが「原、大丈夫か?星も良くない」と感じていた。田畑さんに「大丈夫ですか?」と
聞いたら「大丈夫」って言うけど「全然大丈夫じゃないじゃないか!」。前の年の秋のキャンプで「もう
ちょっと投げさせた方がいいんじゃないですか?」と言ったら違う練習を結構やっていたんで。
まあ球を投げないですね。

・16連敗中は選手の体が動いていないのがよくわかる。怪しかったのは4、5連敗した時にある選手が
「こういう時もありますよ」とコメントしていた時にマズいと思った。僕は大きな連敗が来るなと思っていた。
4、5連敗はどのチームもあるがそうじゃなかった。先発がもたない、ミスがたくさんでる。何とか7、8くらいで
止めないとと思っていた。まさか16までいくとは。監督ではないんで出すぎてはいけないし、その辺の
コントロールが難しかった。

江本
・ヘッドコーチが先に辞めるのは大したもの。こんな成績が悪いのにヘッドが監督に昇格するチームもある。
どこかのチームはすぐにスケープゴートを作って、本当の責任者が責任を取らない阪神みたいなチームもある

・今までは監督をやりたいという気持ちはなかったが、ヘッドコーチを辞めてから1度はどこのチームでも
いいから監督をやらなあかんなという気持ちになった。

・言い訳になるが、今年ミスが多かったのは西浦がいなかったのとこれからの選手がたくさんいた。村上、
奥村、廣岡、太田はこれまで1軍の試合にほとんど出たことのない選手。シーズン終わってから投手陣と
食事に行ったが、「彼らの守備は落ち着けない」と言ってたので、「悪かった」と謝った。阪神は100以上
エラーをしているけどウチも土の球場だったらそれくらいしている。

・最近は草食系の選手が多いけど、西浦は表には出ないが食らいついて宮本を見返してやるみたいなものは
伝わってくる。西浦のケガは防げるケガもあった。