育成なき巨人 今度は中日・中継ぎエース強奪で招く“セの弱体化”

原監督は“大補強による戦力アップ”がモットーで、育成で弱点を補おうという考えはないらしい。
リーグ優勝を決めた直後にNHKに出演。「(選手を)育てるというような義務感などまったくない
ですね」と語ったのだ。

中日で監督経験のある山田久志氏が語る。

「完全にマネーゲームです。巨人は自分の弱点を補うというより、ライバルチームの戦力を削ぐこと
が目的の一つになっているように見えます。有力選手を集められれば巨人はさらに強くなるでしょう
が、他チームの競争力は落ちる。ようやく一流打者に成長した丸を獲られた広島など、たまったもん
じゃない。巨人との戦力に大きな格差が生じ、リーグ全体の劣化になりかねません。対照的にパ・
リーグの各チームは、補強もしますが育成もしっかりしています。セに比べ戦力が拮抗しているので
、各チームに競争力がありリーグ全体のレベルが高められている。最近、交流戦や日本シリーズで
圧倒的にパが優勢なのは、おカネにものを言わせ選手をかき集める巨人の体質にも一因があると思い
ます」

https://friday.kodansha.co.jp/article/74404