阪神の指導者とはコーチングスタイルが真逆すぎてワロタ

ロッテ・大村巌のコーチスタイル。「選手次第でいろんな人間になる」
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2019/08/09/___split_129/index_2.php

「たとえば『今、どんな感じだ?』って聞くことから選手の感性、心の中に入り込んで、感覚を一緒にしないといけません。
だから、僕という人間はひとりじゃなくて、何人もいる。違うタイプの自分が何人もいないと無理ですね、コーチという仕事は。『オレはこういうコーチだから、おまえら従え』じゃなくて、聞くことで、その選手のタイプとか現状を知って、そのフレームに合わせて、こっちがいろんな人間に変化する。
それが僕のスタイルです」

 選手のタイプと現状によって、大雑把な人間に変化することもあれば、几帳面な人間に変化することもある。そのように変化しない限り、いくら聞くことでフレームワークを把握しても、その選手とは絶対に合うことがない。
合わないからこいつはダメだ、ということがあってはいけないのがコーチの世界なのだと、大村は力を込めて言う。

「もちろん、プライベートでは好き嫌いありますよ。嫌いな人間とは絶対に合いませんから(笑)。でも、一歩、グラウンドに入ったら、仕事としてのコーチ、選手という立場なので、合わないっていうのはない。
合わせるのがコーチです。道を歩いていて、そこに野良猫がいたら、『どうしたらこいつオレのことを警戒しなくなるだろう』って、その場で考えますもん。どうやってアプローチしようかなって」