中日・根尾、来季先発起用を視野に入れて外野コンバート!?

中日・根尾昂内野手  非凡な打撃力を生かしたい−。中日のドラフト1位・根尾昂内野手(19)=大阪桐蔭高=が、これまでの遊撃一本から二塁&三塁、さらに、外野にも本格挑戦させるプランが浮上していることがわかった。
発端は、球宴期間中の13日にナゴヤドームで行われた全体練習。一日限定で“特別参加”した根尾の打撃練習などをチェックした与田監督の発言だった。
 「現時点で、遊撃手は京田です。今後、根尾と話し合わなければいけないが、いろんなポジションをやるのも試合に出るためには必要だと思っている。もともと器用な選手。外野もすぐにできるだろう」
7月に入ってウエスタン・リーグ12試合で、打率・310(42打数13安打)と結果を残している。6月までは直球に振り遅れ、変化球にも対応できず、「コンパクトに打たないとプロでは通用しない」と周囲から指摘された。
小笠原2軍監督に言わせると「慣れでしょう。体も一回り、大きくなって、プロの投手のスピードボールに振り遅れることも少なくなった」。
2軍から報告を受けた与田監督が「一度、見てみたい」と、実現したのが1軍練習参加だ。「彼の売りは打撃。この調子で2軍で数字を残せば、(今季中)代打か代走で1軍に昇格する可能性はじゅうぶんある。それを目標にがんばってほしい」と指揮官。
根尾の来季の先発起用を視野に入れた複数ポジションの練習は、11月の秋季キャンプから。まずはウエスタンで好調をキープ。1軍初昇格を勝ちとって、チームのクライマックスシリーズ(CS)に向けた戦いの輪に入ることだ。