阪神が関東の高校生野手見に行くとか珍しいね

菊田拡和(常総学院)に10球団、阪神・ヤクルト評価

2019年07月12日
7/12、西日本スポーツ8面より

菊田 拡和 (常総学院高・三塁手兼外野手)
182cm・右投右打

常総のバレンティンが高校通算60本を目標に掲げた。チーム初戦となった常総学院は、
通算56本塁打の菊田外野手が4回1死二、三塁で、ビッグイニングにつなげる左中間2点二塁打。

ヒットは1本だけで外野飛球3本の4打数1安打に終わったが「とらえるポイントではとらえていたのでよかった。60本に乗せたい」と、星稜の松井秀喜に並ぶ大台を見据えた。

1年夏から4番に座る主砲は、この夏は3番スタート。冬場は、下半身を強化しながら体重も増やして182センチ、93キロに仕上げ、フォームも修正した。

参考にしたのは西武のスラッガー山川。おもにインパクトまでの力の入れ方をまねて、3月の練習試合解禁後に本塁打を量産。
25本以上を積み重ねたが、その飛距離も高校生離れしている。中堅122メートルのJCOMスタジアム土浦のバックスクリーン越えの特大弾もあった。

中日、オリックス、ソフトバンクなどNPB10球団のスカウトが視察。
ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「ここでバックスクリーンを越えるのはすごい。この夏からの外野の守備も悪くない」と高く評価。
阪神・平塚スカウトは「タイミングの取り方がうまくなった。ボールを押す力もある」と中堅から右の逆方向への長打力の魅力を強調した。

(7月11日 茨城大会2回戦 常総学院 8―0 鬼怒商)