横浜・及川149キロ9K 中日巨人スカウト高評価
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不調に苦しんでいた横浜(神奈川)の今秋ドラフト上位候補左腕・及川雅貴投手(3年)が、母の日に母を安心させた。

専大松戸(千葉)との練習試合で、4−5と1点リードされた5回から登板。相手4番の丹呉響平内野手(3年)から直球、直球、チェンジアップと3球連続空振りでの三振を奪うなど、上々のスタートを切った。

センバツ初戦の明豊(大分)戦で制球難から崩れて以降、不安定なマウンドが続いた及川だが、この日は別人のようだった。
最速149キロをマークした直球に、変化球もさえ、打者18人から9奪三振の快投で、ゲームセットまで投げきった。5回3安打1四球で無失点。チームも逆転し、勝利投手になった。センバツ以降で5イニングを投げたのは初めてだ。

及川は開口一番「久しぶりにいい感覚でした」とホッとした表情を浮かべ「これを忘れないようにしたい」と話した。体重移動、トップの作り方など、課題が全て「しっくりいきました」という。
「左右のぶれがなく、バランス良いフォームに戻った」(中日小山スカウト)「気持ちよく投げられている。リズムがすごく良くなった」(巨人円谷スカウト)など、ネット裏からも高評価が相次いだ。