2019年版 プロ野球問題だらけの12球団 小関順二

<オリックスバファローズ>

・オリックスのスタメンと控えの顔触れを眺めると戦力の薄っぺらさがわかる。捕手の若月も頼りない。
内野陣も弱い。二塁、三塁、遊撃のレギュラーが期待される福田、大城、安達3人の昨年の本塁打は8本。
白崎は1本、西野、鈴木昂は0本。ファームにも強打者がいない緊急事態。ドラフトの見直しがこれほど
迫られている球団は他にない。一塁と外野にようやく長打の打てる選手が出てくる。

・打順は2年前の1番T-岡田、2番吉田正がよかった。メネセス、ロメロ、マレーロでクリーンアップを組み
下位打線は機動力を駆使すれば得点力は上がる。オリックス打線は強打はクリーンアップだけで、あとは
軽打でつないで得点を取りにいく戦略だった。この極めて日本的な発想に基づく打線はそろそろ時代遅れに
なりつつある。