【狩野目線】平成最後に鳥谷なお進化…練習法明らかに違う
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/04/02/0012203472.shtml

 デイリースポーツ評論家の狩野恵輔氏が、独自の視点からプレーを分析する「狩野
目線」。開幕戦でサヨナラ勝ちの起点となる右越え三塁打を放った阪神・鳥谷敬内野
手(37)にスポットを当てます。今年から打撃練習でフルスイングするなど練習法
を変更した背番号1。安定から進化へ−。38歳を迎えるシーズンでの“挑戦”に、狩
野氏が迫った。

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 今、鳥谷選手のバッティング練習を見ていると、明らかに例年と違います。フォー
ムを意識せず、強く振ることだけを考えてボールを打ち返す姿。ティー打撃でもさま
ざまな打ち方を試しています。

 誰よりも試合前の準備に強い意識を持ち、何年も自分のルーティンを崩さなかった
鳥谷選手。開幕第3戦の試合前練習後、本人に理由を聞いてみると、こんな答えが返
ってきました。

 鳥谷「今はレギュラーじゃないから、しっかり強く振るようにしている。レギュラ
ーの時はフォームの形を固める、フォームを固定してバットを振るように意識してい
た。でも今は思い切って引っ張ったり、いろいろな打ち方を試してみたり。一日一日、
考えながらやっている」