>>562
 −メッセの投球、どのように見ましたか?
 「全盛時の面影が全くなかったね。ストレートに威力がないので変化球頼み。それ
もバラついとったし、ストライクを取るのに汲々しているように見受けられた。初回
1死一、二塁からビシエドを三振に仕留めながら、続く高橋に先制の適時二塁打やろ。
ヨーイドンでこれやから、試合が重なって当然やわな」

 −4日のDeNA戦で完投勝利。頼れるエースが戻ってきた、という印象を持って
たんですけど…。
 「僕もそやがな。いい投球をした後が大事、と思って見たんや。こないだの投球を
見ると、下半身の動きに粘りが感じられんのや。下半身に粘りがないと、身体全体の
こなしができん。土台を鍛え直さないといかんのやないかな」

 −次の登板までの間に、ミニキャンプ的なことをやらすとか?
 「今の状態のままでは、相手がどこであれしんどいと思う。彼には長い間エースと
してチームをけん引してきたという自負があるやろう。そこのところもふまえ、もう
一度走り込んで下半身を鍛えるなりして、万全の状態をつくってほしいね」

 投手出身だけに、特にエース級に対する言葉は厳しくなる。そんな投手陣以上に気
になるのが、ここまで奮闘を続けてきたドラフト1位・近本。一時は3割4分を超え
る高打率を誇っていたのが、ここに来て・295(13日現在)と急降下。この中日
3連戦は14打数2安打で、好機での凡打も目立った。ただ、これ対しては小山氏は
温かい目でエールを送る。