2019.05.13.
「1番近本」は動かすべからず ここを克服して一人前 レジェンドがエール
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/05/13/0012326140.shtml

 「令和」改元後、好調だった矢野阪神が5月初の連敗を喫した。4日に完投勝利を
挙げたメッセンジャーが11日の中日8回戦(甲子園)で5回3失点で3敗目。翌1
2日の9回戦も若い才木が崩れ、打線も振るわなかった。特に深刻なのは打率急降下
のドラフト1位ルーキー・近本光司外野手(大阪ガス)だが、虎のご意見番・小山正
明氏は「ここを克服して一人前。矢野監督も辛抱して1番で使い続けるべし」とし、
快足ルーキーと指揮官にエールを送った。

  ◇   ◇

 10日(金)にマルテの同点弾から一気5点を奪って中日に逆転勝ち。今季最多の
貯金3とした矢野阪神だったが、翌11日(土)は一転して柳の前に沈黙。今季9回
としては最多の13三振を喫して完敗、カードの連勝も「3」で止まった。さらに1
2日も3年目右腕・才木が5回5失点で今季初黒星。14日から始まる首位・巨人と
の連戦を前に、痛すぎる連敗になってしまった。地元・甲子園での週末だっただけに、
スタンドに充満したため息の重さが手に取るようにわかる。

 11日の8回戦を直接見た小山正明氏も、重いため息をはき出したうちの一人。連
敗が確定した後、さっそく感想を聞いてみると「期待してただけに残念やったわ」と
の言葉が返ってきた。個人的にも、先月の中日1回戦でビシエドに2発食らって敗戦
投手となっていたメッセンジャーの出来に注目していたが、初回の3失点が全ての黒
星。こちらもそうだが、レジェンドOBの声のトーンはさらに下がっていた。