結果で掴んだ4番の座 阪神片山は貪欲に支配下狙う
[2019年4月23日6時15分]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904220000431.html

<鳴尾浜通信:第1回>
 毎週火曜日の企画、第4週は2軍で奮闘中の阪神ナインにスポットを当てる「鳴尾浜
便り」です。第1回は育成ドラフト1位で入団した片山雄哉捕手(24=BC・福井)で
す。

 2軍で4番を任されるなど17試合に出場して打率2割6分8厘、チームトップタイの3
本塁打と存在感を示しています。早期の支配下選手登録へ−。その心境に迫ります。
【取材・構成=真柴健】

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 鳴尾浜の室内で、黙々とバットを振る。試合日でも休日でも、片山には関係ない。3
桁の背番号を2桁にするために−。手にできた硬いマメが必死さを物語っている。

 「信頼されるには、野球に対する姿勢から。その気持ちを持ってやっていきたい」

 2軍戦は24試合のうち17試合に出場。打率2割6分8厘で、3本塁打は江越と並んでチ
ーム最多。自慢の長打力を披露できている。「ここからは確実性や勝負強さが大切にな
る。ただ、自分が一番大事にしているのは『信頼』です。こいつがキャッチャーなら安
心できるとか、4番を任せられるとかですね」。4月5日、ウエスタン・リーグのソフト
バンク戦(鳴尾浜)では初めて「4番捕手」で起用された。