糸原着火 先制V撃&猛打ショー「たまっていた分スッキリ」
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/04/08/0012222128.shtml?sj_PageID=

 「広島0−9阪神」(7日、マツダスタジアム)
 歯を食いしばった阪神の糸原健斗が、両手を三塁ベンチに向ける。左足薬指を骨折
した梅野が、必死の走塁で先制のホームを踏む。勝ちたい理由があった。勝たせたい
思いがあった。「西さんに絶対、勝ちをつけよう」。“2度目の正直”を導いた決勝打。
新主将がチームの総意をバットで体現した。

 0−0で迎えた三回、2死二塁の得点圏で打席が巡った。オーダーが大幅に変更さ
れ、今季初めて2番での出場。1−1から3球目、外寄りのフォークを狙った。逆ら
わずに、逆方向を意識した打球が左翼前で弾む。3戦連続の安打が、チーム待望の先
取点。先発・西の援護点になった。

 「今日は西さんが投げていたので。勢いをつけられるように。絶対に勝ちをつけよ
うと話していました」