ドラ1近本、赤星以来のOP戦盗塁王へ 快速証明!二塁到達タイム3秒1 
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/03/16/0012150907.shtml

 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が15日、甲子園での
走塁練習で驚異の二塁到達タイム3秒1をマーク。積極盗塁の姿勢に手応えを明かし
た上で、今後の継続を改めて誓った。現在、オープン戦で4盗塁。これはヤクルト・
塩見、オリックス・佐野に続く3位の成績だ。開幕まで残り8試合。球団ではリーグ
優勝した05年の赤星憲広氏以来となる、オープン戦“盗塁王”から吉兆Vを手にした
い。

 甲子園の黒土を蹴り上げながら、近本が二塁に向かって走る。ベース後方でストッ
プウオッチを持ったのは筒井外野守備走塁コーチ。「3・1(秒)!!」−の声にど
よめきが起こった。実戦では3・3秒を切れば俊足と言われ、現役時代の赤星氏は3
・2秒台だったとされる。この日は投手不在の走塁練習で参考記録ながら、それでも
驚異的な数字だった。

 オープン戦はここまで主に2番で出場。9試合で4盗塁を記録した。失敗は3日の
ソフトバンク戦で喫した1度だけだ。「課題はまだまだあるので。手応えはないです
ね。でも、走れることに関しては、いいかなと思います」。現状を冷静に自己分析し
た上で、語ったのは捕手の技術だ。