赤星憲広が「欠点がない」と驚く逸材。投打のセンバツ注目選手

「東邦高校(愛知)の石川くんを見て、久しぶりに感動しました」

 石川昂弥(たかや)。身長185センチ、体重81キロ。愛知・知多ボーイズ時代から有望株として知られていた、右投げ右打ちのスラッガーである。

言葉を失った。赤星の目から見ても、石川の打撃には欠点が見当たらなかったからだ。

「想像以上に完成されていました。フォーム、タイミングの取り方、いろんな要素を見ても気になるところがない。
あの根尾くん(昂/中日)や藤原くん(恭大/ロッテ)だって、バッティングの欠点は目についたわけです。
でも石川くんは、練習や紅白戦を見る限りでは『どこに投げればいいんだろう?』と思うくらい穴がない。
真ん中から外のボールはセンターからライト方向に持っていくし、インコースのさばき方もうまい。
多少右手の力が強すぎるきらいはありますが、気になるほどではありません。バッティングに関しては、今大会でずば抜けていいんじゃないですか?」