60敗してよいというのは野球という競技の本質

打者は成功率3割で一流になれる
つまり7割凡退してもよい
それは平均だから、悪い時は8割や9割になるが
平均し7割に収めれば成功である
ここに野球で番狂わせが起こる原因がある

例えば、奈良学園大と1戦だけを行えば
負けたり引き分けになったりすることもあるが
同じ対戦を100戦行えばうちが負け越すことはあり得ない
選手層が圧倒的に違うからだ

これが成功率が100%に近い競技、例えば水泳のようなものなら
プロ、アマで1戦と言えども番狂わせはほぼ起こらない

野球はどのように負けるかを争う競技で
矢野はその本質を野村から受け継いだ

ちなみに、たとえテッド・ウィリアムズのような4割打者でも
そのシーズンの6割近くは凡退する
生涯出塁率.482(MLB史上1位)でも5割以上は出塁できない

ここに、どんな選手に対してもアンチ活動をしようと思えば
できてしまう原因がある

たとえ4割打っても、打つ場面が悪いとかどうとでも言える

鳥谷アンチが愚かにもまさにそれを実践しているわけで
それは人間の良識の問題である