>>420
 イチローがパワーピッチャーが多い米大リーグにいって足の使い方を変えたように、
球が速い藤浪が相手だったから変えたのだろう。14日の楽天との練習試合ではまた
写真〔2〕のように、大きく足を上げて2安打(池田から中前打、西口から左中間適
時三塁打)していた。大したものだ。こんな新人は、あまり見たことがない。

 〔2〕の方が、森友哉(西武)のような力強さがあって好きだが、足をあまり上げ
ていない連続写真の(2)から(3)も、決して縮こまってはいない。フォーム自体、
素晴らしくいい。

 尻から出ていく形で、懐が深い。軸足の膝は外に開かず、内にも向かず、自然体で
体重がよく乗っている。(2)で軸足に真っすぐに乗っているからヒップが出てくる。
このあと、どういう動きでもできるフォームだ。だから引っ張れるし、流せる。

 (6)から(7)になって、また驚いた。またうなってしまった。

 「古田の形だ」

 左肘がピッタリと横っ腹に入って、そこから体が回っていく。私は、野球教室で子
どもたちに指導するとき、「お手本」として古田(敦也、元ヤクルト)のこの(7)
のタイミングでの写真を見せることがある。古田の肘の入り方が、私が見てきた限り
では一番いい形だからだ。近本の(7)は、左右違うものの、その古田の写真と同じ。
古田も右肘が横っ腹にピッタリと入って、そこから体を回していく。