「今でも鳥肌…」阪神1位近本が目指すトリの神走塁
[2019年2月23日6時31分]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201902220000934.html

 阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が沖縄・宜野座キャンプで日
刊スポーツのインタビューに応じ、自慢の走力で勝ち取る「得点」へのこだわりを熱
く語った。鳥肌が立つほど印象深いと語る、13年WBC2次ラウンド台湾戦(東京ドー
ム)の9回2死からスチール成功した鳥谷に教えを請うつもり。武器の「足」で得点を
稼ぎ、虎浮上の一翼を担う。【取材・構成=真柴健】

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 思い起こすと、身震いがする。インタビューを受ける近本が、一瞬止まった。「今
でも鳥肌が立ってきたんですけど…」。脳裏に焼き付くシーンがある。

 「13年のWBCですね。(2次ラウンドの)台湾戦で鳥谷さんが9回2死一塁からスタ
ートを切られた。絶体絶命の場面で盗塁を決めて、点が入りましたよね。あの時は震
えました」

 アウトになれば試合終了。日の丸を背負った戦いに終止符が打たれる。100%の成
功が求められる場面だった。