上本 ケース打撃で衝撃弾“今季1号”虎党お祭り騒ぎ「オォー!」
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/02/17/0012072352.shtml

 「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)
 度肝を抜く衝撃弾で景気づけだ。阪神の上本博紀内野手(32)が、沖縄・宜野座
で行われたケース打撃の先頭で才木浩人投手(20)の初球を左越えに運び、球場を
お祭りムードに一変させた。17日の日本ハムとの練習試合では「1番・二塁」で自
身今季初の対外試合に挑む。切り込み隊長として結果を残す。

 快音後に訪れた静寂は、一瞬でかき消された。ケース打撃開始からわずか数秒で飛
び出した衝撃弾。上本が描いたアーチに観客が驚き、どよめいた。鳴りやまない拍手。
こだまする「オォー」という大歓声。沖縄らしい指笛に迎えられ、堂々のグラウンド
一周だ。

 少し暖かい風が吹き始めた昼下がりだった。マウンドには若手筆頭株の才木。上本
が先頭で打席へ入る。その初球、137キロ直球をいきなり左翼芝生席まで運んだ。

 復活の息吹が芽吹く“今季1号”。「いつも初球からいこうと思っています」。大き
な盛り上がりの中で、あくまでも冷静にそのシーンを振り返った上本。故障明けでも…
故障明けだからこそ、迷いのないフルスイングは健在だった。