>>316
「敗者がかわいそう」論はもともと甲子園で言われていた(それこそ毎年のように批判されていた)事だよ。
高野連は頑迷な組織だから批判を馬耳東風に受け流していたけど、さすがにオーディエンスを無視できなくなって、
2回の表裏に校歌を流すようになった。そういえば、「2回の校歌」はいつ始まったんだろう。

高校サッカーに対する批判は「フットボールの精神に反する」というものが多かった。
ttp://www.soccertalk.jp/content/1999/01/no249.html

これは1999年に書かれたコラムだけど、同様の指摘は他にも多かった。2002年度からの変更は
こうした批判を受けてのものです。

要するに、1990年代に入るまで日本の球技には「ノーサイド」という概念が無かったということ。
武士の戦は終わっても次の戦いへの準備期間に入るだけだから、敵と馴れ合うのは言語道断と
されていたんです。大住コラムにあるように中田英寿がイタリアに渡って試合後に相手と健闘を
称え合う姿を見て、多くの日本人はようやく納得出来たわけ。

ちなみに、野球にはノーサイドがないから(野球に無いだけで、ベースボールは試合が終わったらノーサイドです)、
試合後に握手するのは本来おかしいんだよね。今でも試合後の握手に批判的な人はいるけど、ロジックで言えば
彼らの方が正しいです。