今秋ドラフト注目の「BIG4」 創志学園・西160キロ出す!星稜・奥川は日本一だ
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 西日本の高校生NO1投手が創志学園の西だ。進路は「プロ一本」という今秋ドラフト1位候補は「夏の甲子園で日本一になるために練習している。
個人としては春に155キロ、夏に160キロを投げる」と、高校生では花巻東(岩手)の大谷翔平(現エンゼルス)以来、2人目の大台到達を目標に掲げた。

 阪神にFA移籍した西勇輝投手を遠戚に持つ、最速150キロ右腕が注目を集めたのは、今夏の甲子園だ。創成館(長崎)との1回戦で4安打16奪三振で完封。
2年生投手が16K以上で無四死球完封をしたのは、1948年の学制改革以降初だった。下関国際(山口)との2回戦では、ド派手なガッツポーズを球審に注意され、9四死球と制球を乱して4―5で敗れた。

 大会後、学校にはガッツポーズに関する苦情の手紙が届いた。長沢宏行監督(65)に見せてもらい「指導をしていない監督が悪い、と書いてあって申し訳ない気持ちになった」と心を痛めた。
一方で「高校生だから感情を出すのは仕方がない」という好意的な手紙に励まされた。
秋季大会では「ベンチ裏で『よっしゃ〜』と言っていた」と、マウンド上でのガッツポーズは封印。11月中旬からは月に1度、西だけメンタルトレーナーの指導を受けるようになった。

 昨秋の中国大会準決勝で広陵(広島)に0―7で8回コールド負けしたため、センバツ出場は絶望的。最後の夏に向けて鍛錬を続けている。
お手本は日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手で「下半身がしっかりしていて、肘の使い方もうまい。回転がいい、伸びる球が投げられたら」と、映像をよく見ている。
「大船渡の佐々木、星稜の奥川とかには負けられない。超さなければいけない相手」と、世代NO1の称号をつかむ。(伊井 亮一)