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 17年ぶりの最下位に沈む中、微妙な判定に泣いた。8月19日のヤクルト戦。岩
田が青木の頭部付近への1球を死球と判定され、危険球退場を宣告された。映像を見
ても当たっておらず金本監督が猛抗議も、リクエスト対象外のため“泣き寝入り”。そ
れが変わる。

 「当たってなければ、危険球といっても取り消しますと。ルール改正に貢献したの
かな」と谷本副社長。「いい意味で犠牲に? いやいや。犠牲になるのはよくないで
すよ」と苦笑いも、改正に一役買った形に。またリクエストの対象には入らないもの
の、昨季、虎が直面した問題点も改善されることが確認された。

 6月29日のヤクルト戦では相手走者のスリーフィートオーバーと思われたプレー
がセーフと判定され、9月24日の巨人戦では一塁・ナバーロの捕球がアウトからセ
ーフに覆った。

 谷本副社長は、スリーフィートについては「タッチにいった(かどうか)とかじゃ
なくて、走路を外れたらとりましょう」と確認されたことを説明。ナバーロの判定が
覆った件も「(リプレーで映像を)見ないのに(審判が)集まって(判定を)変える
っていうのは、なくなる。よほどの確証がなければ」と納得の表情で振り返った。

 「昨年あったことは2度と起こりえないと意識しています。よかったかなと。(意
見書を何度も出して)一番要注意人物と思われていたので」