マルテ段違い 5発狙い打ち新4番期待高まる 58スイング8発「目標数字ない」
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/02/03/0012033496.shtml

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)
 持ち前の“勝負強さ”とパワーを見せつけた。阪神の新外国人、ジェフリー・マルテ
内野手(27)=前エンゼルス=が2度目のフリー打撃に登場。58スイングで8本
の柵越えを放った。そのうち5本が打席の“ラストスイング”でのスタンドイン。あく
までも開幕をにらんだ調整を続けていく方針だが、新4番候補が徐々にその片りんを
見せ始めた。

 いかにも“試運転”を感じさせた初日とは、明らかに打球の質が違っていた。マルテ
がフリー打撃に登場すると、詰め掛けたファンの視線が期待の新助っ人に注がれる。
キャンプイン序盤から大ホームランを連発し、スタンドを沸かせた1年前のロサリオ
のような派手さはない。それでもセンター方向を中心に、火の出るような痛烈なライ
ナーを次々と飛ばしていく。

 スタンドインは58スイングで8本。初日の4本から倍増した形だが、注目すべき
は本数ではなく、柵越えを放った“場面”だ。ナバーロと交代で打撃ケージに入り、計
9打席。柵越え8本中5本が、その打席のラストのひと振りでのものだった。