上本、紅白戦出場宣言!故障後初のフリーで充実60スイング
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/01/30/0012021367.shtml

 阪神の上本博紀内野手(32)が29日、宜野座での先乗り合同自主トレで、昨年
5月の左膝前十字じん帯断裂後初となる屋外フリー打撃を行った。予想を上回る速度
で回復の道をたどり、リハビリ組を外れてキャンプ初日から1軍本隊と練習を共にす
る。初実戦となる2月7日の紅白戦出場にも前向きで、開幕二塁の座を狙う。

 グラウンドに上本の笑顔が光った。先乗り合同自主トレ組では野手最年長。故障か
らの復活を示すようにフルメニューをこなした。「自分としては出るつもりで沖縄に
来ています」。初実戦となる2月7日の紅白戦にオレは出る−。堂々の出場宣言だ。

 奏でる快音が懐かしい。実に8カ月ぶりの屋外フリー打撃。「軽くですよ」。柵越
えこそなかったが、持ち前のシュアな打撃で充実の60スイング。自然と表情も緩ん
だ。

 昨年5月5日の中日戦で、二塁に滑り込んだ際に左膝を負傷。「左膝前十字じん帯
断裂」の診断を受け、6月に再建手術に踏み切った。地道なリハビリの末にたどり着
いた宜野座スタート。はやる気持ちを落ち着かせ、自らに言い聞かせた。