2019.1.6 05:03
【新春インタビュー(3)】阪神・藤原オーナー、ITで虎魅せる!
https://www.sanspo.com/baseball/news/20190106/tig19010605030006-n1.html

 −−チーム、選手に求めるものは
 藤原オーナー 「自分のベストを尽くすということを、やり続けること。甲子園で
たとえ負けたとしても、本当に泥だらけになってやっていれば…。高校野球を誰も批
判しませんものね。ベストを尽くすということが、エキサイティングな野球の根本だ
と思います」

 −−甲子園では本塁打が少ない。ラッキーゾーンを復活させて、ホームランテラス
やエキサイティングシートを新設する考えはあるか
 「いろいろなプランがあると思います。お客さまの安全や選手のプレーに支障しな
いことを配慮しないといけません。ただ、(矢野)監督自身がファンサービスを5カ
条のひとつ(※注1)に入れており、それは私も大賛成です。ファンサービスの形に
ついて、もっとアイデアを出さないといけないですね。ラッキーゾーンがない前提で
ドラフト(で選手)を獲っているわけですから。それを変更すれば変更するなりの時
間が必要になってくると思います」

 −−ラッキーゾーンに入ると盛り上がる
 「そりゃあ、ラッキーでしょう。いろいろ話はしてもらったらいいとは思いますが。
今回、甲子園のビジョンを大きくします(※注2)。ただ映すだけでは『今までの3
0インチが40インチに変わっただけやな』というだけですよ。そこに新しいことを
(付け加える)。お客さまに訴える、選手をお客さまにみていただく、そういう仕組
みを考えないといけない。すぐにできるかどうかは別にして」

 (続けて)

 「さらにデータをいろんな使い方をする。楽しんでもらえる仕組みを営業は一生懸
命、考えないといけない。そうでないと楽しんでもらえない。お客さま(が喜ぶのは)
はエクスペリエンス(体験)だと。球場に来て、非日常の経験をしていただく。やっ
ぱり『よかった』といってもらえるのは選手の動きでしょう。その動きをどう表すか。
瞬間をどうとらえるか。ITの時代。ITを選手の活躍が分かるように使っていきた
い」