2019.2.28 05:03
阪神・藤浪、開幕ローテ入りへ背水登板 実戦結果出ず約1500球投げまくりキャンプ終了
https://www.sanspo.com/baseball/news/20190228/tig19022805030017-n1.html

 阪神春季キャンプ(27日、沖縄・宜野座)開幕ローテ奪取へ、背水のマウンドだ。
阪神・藤浪晋太郎投手(24)が3月2日か3日のソフトバンク戦(ヤフオク)に登
板することが27日、わかった。春季キャンプでは3度の実戦登板で思うように結果
を残せず。テストの舞台はここから限られてくるだけに、約1500球の投げ込みを
行ったキャンプの成果を、4度目の正直で結果として出す。

 完走した充実感より、次の登板への強い覚悟がにじみ出た。最終日のブルペンで4
4球を投げると、藤浪が何よりも「結果」を求めていくことを強調した。

 「(実戦で)もっと結果が出せればよかった。今は結果が出ていないので。結果を
残したいですし、しっかりやっていきたい」

 次回は3月2日か3日のソフトバンク戦で登板することが判明。2年連続日本一の
鷹軍団と対峙する。完全復活を期す右腕にとって、正念場といえるマウンドになる。

 何度も繰り返した「結果」という言葉に危機感がにじむ。初登板だった11日の紅
白戦で2回1失点の後、17日の日本ハムとの練習試合(宜野座)は3回を7安打2
失点。走者を背負ってから空振りが奪えず、直球を痛打された。24日の中日とのオ
ープン戦(北谷)でも課題とするクイックから暴投するなど、4回を4安打6四死球
3失点と制球が安定しなかった。

 実戦で結果が伴わない日々…。キャンプ終盤にはほぼ毎日ブルペンに篭り、ひたす
ら右腕を振り続けた。19日の291球を筆頭に、ブルペンでの総投球数は1300
球を超え、実戦を含めると約1500球にもなった。