小野VS藤浪 紅白戦そろって先発 24歳同級生ローテ枠かけ初実戦
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/02/11/0012055657.shtml

 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)
 同級生対決の勃発や。先発ローテ争いを繰り広げる藤浪晋太郎投手(24)と小野
泰己投手(24)が、11日の紅白戦にそろって先発登板する。この日はキャッチボ
ールやブルペン投球など、互いに最終調整を行い、今年初実戦へと備えた。

 まずは誰もが復活を願う藤浪だ。鳴尾浜、先乗り合同自主トレ期間から積極的にブ
ルペン入りし、ここまで状態を上げてきた。迎える初実戦のマウンド。「ブルペンと
違って対バッター、状況も変わってくる。ストライクをポンポンと投げて押していけ
たら」。投手陣で唯一、キャンプ初日から全球種を織り交ぜ投げ込んできた右腕が、
打者へと臨む。

 小野は今オフ、投げない調整に着手。新年を迎えると徐々に投げ始め、直球にこだ
わった投げ込みを続けてきた。「まずは力強いピッチングが見せられるように」。磨
き続けてきた直球で、勝負といきたいところだ。

 7日に行われた紅白戦では投手陣全体で4被弾。「バッターみんなが打っている。
でもマイナスなイメージを持たずに今の野手をまずは抑えるぞという気持ちを持って
投げたい」。小野はより一層、表情を引き締めた。

 3連休の最終日。大入りの宜野座を沸かす、期待の若手2人の初実戦だ。ローテ枠
をかけたアピール合戦が、また一段と熱を帯びる。