小野、甲子園お立ち台独占宣言 2年で聖地2勝…「活躍しないと」
https://www.daily.co.jp/tigers/2018/12/23/0011927349.shtml

 阪神の小野泰己投手(24)が22日、本拠地でのお立ち台独占を宣言した。プロ
2年間で16度甲子園のマウンドに立ったが2勝止まり。「投げた試合全部、お立ち
台に立つというくらいの気持ちで投げたい」。最も声援の飛び交う場所で、勝利の真
ん中に立つ決意だ。

 本拠地のマウンドに苦手意識はない。それでも勝利に結びつかず、「阪神ファンの
多いところで、何とか勝ちたいんですけど」と唇をかんだ。お立ち台はプロ初勝利を
挙げた17年8月29日からお預け状態だ。

 その時肌で感じた大歓声は体に染みついている。「甲子園の雰囲気はやっぱりいい
ですよね」。声援がくれる後押しに応えきれなかった今季。悔しさは来季にぶつける
だけだ。

 そして改めて感じた、誰かを喜ばせるということ。この日は、長崎県佐世保市で行
われた野球教室に参加。子どもたちのまっすぐな瞳に向き合い、最後に言葉をつづっ
た。「もっと自分も活躍しないといけないですね」。晴れ渡った長崎の空の下、来季
への原動力を見つけた。