>>336
 −効果はでてきている。
 「トレーニングをしていって何本かのブロックでできている背骨を分解というか、
1個1個を細かくコントロールできるようになれば、乱れても自分で戻せるようにな
るんですけど、それが徐々にできるようになってきている。コア(の筋肉)をグッと
入れてバランスを取りながら、あとの部分を動かせるかどうか。それがピッチングに
関わってくる。軸をぶらさずに投げるというのが最終目標。それがシーズン通してで
きるようになってもらおうと」

 −実際にテストの数値も上がっていた。
 「FMSが16点から19点になっていますね。上がったところはディープスクワ
ット(股関節)、ショルダー(肩甲骨)、SSRっていってハムストリング(ふとも
も裏の筋肉)の堅さ、つまりこれも股関節にかかわるところですね。それも柔らかく
なって19点。21点の満点まであと2点。コアの部分。そこがまだ伸びる要素があ
る。あと股関節の柔軟性は出てきているけど、それを動きの中で使う面でまだ満点に
いたっていない。その2点かな。でも股関節、ショルダーと狙っているところは上げ
ることができている」

 −一般の人は何点ぐらい。
 「11〜14点ぐらいに収まるでしょうね。14点以下なら修正が必要になって、
11点を下回ったら機能障害、ケガをしていると判断されるので」

 −これまで満点を取った人は。
 「Jリーグの京都サンガから札幌に移った岩崎悠人はそうでしたね。すごいですよ、
彼の動きは。プレーを見ていても違いますよ。彼の動きは究極ですね。藤浪くんにも
その動きをここで見てもらいました」