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 赤星 「そんな中でまだ名前が出てきていない藤浪についてお聞きします」

 矢野 「晋太郎(藤浪)も全く一緒で、2軍に落ちて来た時に自分自身のことを受
け止められている、と思ったのよ。今の自分のピッチングの状況を分かっていて、分
かっているから次のステップにいける段階にあったと思う。だから2軍に来たときも、
晋太郎を低く見ているのでも何でもなくて“晋太郎、フォアボールも出すからな。大げ
さに言えば3つ出すかもしれないけど、ゼロで帰ってきたら良いやん。フィールディ
ングも一塁にゴロ投げてもエエやん。ノーバウンドでアウトにしないといけないこと
はないねんから”と。けん制も“悪送球しても良いから、お前のために投げろ”と。将来
は阪神のエース、大きく羽ばたいて日本のエースというところへ行ってほしいけど、
オレはまだまだ発展途上だと思う。ある意味、ちょっと大きな気持ちで晋太郎を見て
あげる方が、晋太郎も投げやすいと思うから」