>>413
「あくまでもウワサの域を出ませんが、阪神の捕手起用は矢野燿大作戦兼バッテリー
コーチが主導権を握っているといわれています。最終決定はあくまで金本監督でしょ
うが、2人は同じ東北福祉大学の出身で旧知の仲。以前から"なあなあ"の首脳陣として、
懸念されていました。首脳陣としてのキャリア的にも矢野コーチは日本代表でのコー
チ経験もあり、新人監督の金本よりも上。その意見が力を持って不思議ではありませ
んね。

 その点で、矢野コーチと坂本は高校時代の恩師が同じなんですよ。その繋がりもあ
って、シーズン中から何かと矢野コーチが坂本を擁護するコメントが目立っていまし
た」(記者)

 ちなみに今シーズンでは坂本が開幕当初と終盤に故障していた関係もあって、梅野
が90試合で先発マスクを被った。坂本は37試合。梅野はバッティングに課題を残しな
がらも巨人の小林誠司に次ぐ盗塁阻止率を記録し、オールスターに出場するなど大き
く躍進。シーズンを通しての防御率も3.34と、同じく4.50の坂本に明確な差をつけて
いた。

 しかし、シーズン中にも何度も不可解な先発落ちがあり、その都度、坂本が起用さ
れた。セオリーでは「捕手は固定できた方が強い」といわれるが、金本監督は競わせ
ることを選択。

 矢野コーチに至っては、出演したラジオを通じて「坂本を替える理由がまったくな
い。一球一球のリードに意図を感じる。抑えても打たれたとしても信頼できる」と強
く擁護。例え打ち込まれても「ただコントロールが良い投手だと坂本思い通りのリー
ドできるが、あまり良くない投手だとなかなかできないので、そこが課題。坂本の頭
の中だけで進んでしまってピッチャーがついてこれないことがある」と、あくまで坂
本が優秀過ぎるが故と持論を展開している。

 この見解に阪神ファンは非難轟々だ。矢野コーチの発言の真意は素人にはわからな
いが、少なくとも目の前の試合で梅野と坂本の間で明確な差が出ていることは数字に
も表れている以上、素人にも理解できる。