阪神・陽川、周囲のサポートに感謝し誓った「恩返し」のアーチ
[ 2019年1月11日 08:30 ]
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/01/11/kiji/20190110s00001000506000c.html

 数多くの「支え」に、力はみなぎった。昨年、6本塁打、48打点をマークし飛躍
のきっかけをつかんだ阪神・陽川尚将内野手(27)が、同僚の福永春吾投手(24)
と和歌山県上富田町の上富田スポーツセンターで行っていた自主トレを8日に打ち上
げた。

 「上富田スポーツセンター」は、和歌山県上富田町が管理、運営し、多目的グラウ
ンド、テニスコート、球技場、ウエート場も併設。これまで数多くの競技団体が大会
直前キャンプなどの拠点にして国際大会で好成績を収めた“パワースポット”だ。野球
場も、両翼98メートル、中堅122メートルと広く、ウエスタン・リーグの公式戦
も行われている。阪神時代の赤星憲広氏(本紙評論家)も自主トレで使用。陽川も知
人の協力を得て、プロ3年目の16年から年明けの始動場所としてきた。

 打席を独占しての屋外フリー打撃など、贅沢な練習が実現しているのも、脇を固め
る男たちがいるからこそ。球場関係者、母校・東農大のチームメートなどが、練習を
日々、サポートしてくれた。「福永と2人では、できることも限られてくる。素晴ら
しい環境で練習できるのも、周りの人のおかげ。手伝ってくれた人たちに感謝して1
軍で結果を出したい」と恩返しを誓う。