原口、“タイ・カッブ型”バット導入で確実性をアップ「すごく振りやすい」
https://www.daily.co.jp/tigers/2019/01/07/0011958620.shtml

 阪神・原口文仁捕手(26)が、用具提供を受けるミズノ社製の新バットを導入す
ることが6日、分かった。打力にさらなる磨きをかけて代打の神様を卒業し、正捕手
を奪う。

 「(バットを)長く持たないタイプなので、グリップを工夫できないかと考えまし
た」と通常タイプよりも大きい“タイ・カッブ型”に変更した。重さや長さはこれまで
と同じ880グラムから890グラムで約33・5インチ。担当者は「重心が手元に
なることによって操作性が良くなったのかと思います」と説明する。

 昨年の秋季キャンプから本格的に使用を開始した。「すごく振りやすくなり、ボー
ルに当たってからヘッドが走る感覚が良くなりました」。キャンプ中の紅白戦では、
左翼へ120メートルの特大弾を放つなど手応えは十分だ。

 82試合に出場した昨季は打率・315をマーク。代打としても打率・404と勝
負強さを発揮した。だが、満足はしていない。「捕手として試合に出られるようにし
たい」と強い思いを口にした。

 守りが重要視されるポジションではあるものの、試合に出続けるために“打撃力”も
求められる。正捕手として3割を残せる力があれば、間違いなく有力候補になる。原
口がニューバットを自在に操り、その座をつかんでみせる。