オリ・金子「僕がいなくなったら優勝できるんじゃないか」

オリックス・金子千尋投手(35)が21日、大阪市内の球団施設を訪れ、今オフに自由契約を選択する可能性を示唆した。
金子は球団側から野球協約が定める減額制限(1億円超は40%)を超える5億円の大減俸を提示され、態度を保留中。
自身の今後の現役人生や、オリックスへのチーム愛を口にし、悩める胸中を明かした。
(自ら話し始めて)

 金子 「訂正というか、僕の本意じゃないところがあるんです。
きょうの新聞で球団と交渉と出ていますが、交渉しているつもりはありません。
金銭、年俸、インセンティブ、そういうところに関して一切、僕からは一度も話をしていなくて、
そこでもめているという感じにされているのが、すごく嫌です」

 −−球団とズレは
「いや、そこを確かめたかったわけじゃなくて、やっぱり同じ方向を向いていかないと。
現場とフロント。それを知っておきたかった」

 −−それを聞いた上で、残留とはならなかった
「まあ、そうですね」

 −−今後も話し合いは
 「します。しっかり話し合いはします。交渉という言葉のようなことはしないと思います」

 −−ずっと優勝に向けて、引っ張ってきた
「僕が入ってから優勝できていない。優勝請け負い人と呼ばれる人がいますけど、
その逆なんじゃないか、と。僕がいなくなったら優勝できるんじゃないか、
僕がいることで若手にいい影響がないんじゃないか、と思うこともある。
本当に、決まったときにまた、ちゃんと話します」