カープ09ドラ2の堂林とヤクルト05年ドラ1村中のトレード成立 両球団が発表

 カープは堂林翔太内野手とヤクルト・村中恭兵投手の交換トレードが成立したと発表した。

 堂林は2009年ドラフト2位で中京大中京からカープに入団。今季は63試合の出場で打率.216に終わっていた。一方、村中は2005年高校生ドラフト1位でヤクルトに入団し、今季は3試合の出場で勝ち星はなかった。
堂林は球団を通じて「正直、トレードにはびっくりしていますが、カープでは1軍経験もできましたし、7年間お世話になった監督・コーチ・スタッフの皆さん、ファンの皆さんには感謝しかありません。
ヤクルトはファミリー気質な球団なので不安はありませんし、1からしっかりアピールしていきたいと思います。
ユニフォームは変わってしまいますが、マツダスタジアムで活躍している姿を広島のファンの皆さんにもお見せすることができるように頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

 一方、ヤクルトサイドもカープから堂林を獲得し、村中の選手契約を譲渡することに合意したと発表。球団は「堂林選手は身体能力が高く、打撃力の高いバッターで、逆方向にも長打を打てる選手です。
守備面ではスローイングも強く、ベース周りの動きも良いものを持っています。年齢もまだ若く、これからまだまだ伸びる選手として評価しています」と“新戦力”に期待した。

 また、村中は球団を通じて「ヤクルトに高卒で入団して9年、何もわからないところからいろいろなことを学ばせていただきました。
チーム、球団スタッフの皆さん、そしていつも温かい声援を送っていただいたファンの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

この11年間では2010と2012年に二桁勝利できたことが嬉しかったですし、思い出に残っています。ここ数年は結果が出せず、悔しい思いをしてきたので、新天地で活躍することで、お世話になった方々へ恩返しができればと思っています。
広島東洋カープに移籍しますがこれからも応援よろしくお願いします。11年間、本当にありがとうございました」とコメントしている。