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 「阪神紅白戦、紅組4−2白組」(11日、安芸市営球場)
 紅白戦で白組の2番手として登板した阪神・竹安大知投手(24)が、2回無安打
無失点とアピールに成功。今キャンプから取り組むワインドアップに好感触を得た。
矢野監督からは来季の先発ローテ争いに食い込むことを期待された。

 四回からマウンドへ。まず対峙(たいじ)したのは4日のシート打撃で一発を浴び
た大山だ。振りかぶり、そこから右足にたっぷりと体重を乗せる。流れるようなフォ
ームで球を投げ込んでいき、最後は144キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 その後も力強い投球で打者を打ち取った。「前回の反省を生かせましたし、真っす
ぐで差せていたんでよかった」と手応えを口にした竹安。直球は最速147キロを計
測。新たな試みであるワインドアップについては「今、感覚がいい感じになってきて
いる。この感じを継続していきたい」と力を込めた。

 矢野監督は変化球で確実にカウントを取ることを課題としながらも、「強さも出て
たと思うし」と評価。「本当に楽しみなピッチャーだし、先発でも十分というか、(
ローテ争いに)入っていける可能性のあるピッチャーやと思っているから」とさらな
る成長を促した。素材型右腕が鍛錬を重ね、開花の時を迎える。