2018.11.10 05:03
名乗り出ろ!阪神・矢野監督、開幕投手戦望む 4年連続メッセも例外なし
https://www.sanspo.com/baseball/news/20181110/tig18111005030006-n1.html

 阪神安芸秋季C(9日、安芸)阪神・矢野燿大監督(49)がキャンプ休日の9日、
就任1年目となる2019年シーズンの開幕投手について初言及し「白紙? それは
そうやろ」と明かした。4年連続5度の大役を担ってきた大黒柱、ランディ・メッセ
ンジャー投手(37)も含めての争い。競争の激化こそがチーム力向上につながると
信じる。来年3月29日(ヤクルト戦、京セラ)の先発マウンドを、全員で奪い合っ
てもらう。

 心意気さえあれば、誰にでもチャンスがある。矢野監督の頭の中にはまだ、その初
陣を託したい投手の名前はなかった。「全く考えてもなかった」と率直に明かすと、
白紙かと問われ、大きくうなずいた。

 「それはそうやろ。俺が、という選手が出てきてくれてもいいし、楽しみやね。(
候補は)どんどん出てきてくれたらいい。その方が競争になっていい」

 開幕投手「白紙」−。最近数年の虎が、経験してこなかった状況が、今まさにここ
にある。今季までは4年連続でメッセンジャーが開幕投手を務めてきたからだ。自他
共に認める大黒柱らしく、メッセンジャーは例年、シーズン終了とほぼ同時期の帰国
時に、次シーズンの開幕投手に名乗りを上げていた。金本前監督もその熱い思いを買
い、信じて託してきた。2月の沖縄・宜野座キャンプからオープン戦の段階では、大
役がすでに決定的となっていた。