あってはならないCSと消化試合の同時開催 打ち切りも選択肢
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/10/17/kiji/20181016s00001173329000c.html

 どうしても違和感が残った。13日に行われた中日―阪神戦(ナゴヤドーム)と、
ロッテ―楽天戦(ZOZOマリン)の最終戦である。同じ日に両リーグのクライマッ
クスシリーズ・ファーストステージが開幕した。レギュラーシーズンとポストシーズ
ンが重なるのは、日本プロ野球では5年ぶりの珍事だった。

 5年前の当事者だった楽天とオリックスも、今年の中日をはじめ4球団も、順位は
確定済み。完全な消化試合だ。ファンの注目をポストシーズンのみに集められない現
在の日程編成のあり方は、再考すべきだと考える。

 大リーグでは、勝率が並んだチームの地区優勝やワイルドカードを決めるタイブレ
ークを除けば、必ず全球団が同じ日に全日程を終了する。そこから逆算し、早い段階
からダブルヘッダーや追加日程を組み込んでいく。組み込めない試合はキャンセル(
打ち切り)。今年は雨で流れたパイレーツ―マーリンズ戦の1試合が行われず、両軍
は1試合少ない161試合で終わった。