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 最下位まで落ち、本拠地での観客動員数が昨年より約13万5000人減。ファン
離れは顕著で来季に向けての期待感を醸成しにくい現状を踏まえた上での会談だった。
今季から新たに3年契約を結んでいた金本監督は、試合前の辞任の意向については「
なかったです」と否定。関係者によると、試合後の面談は事実上の“辞任勧告”ともと
れる状況で、無言の外圧を感じて自ら終止符を打つことを決断したというのが真相だ。

 「しんどかったというのが一番ですね。でも若い選手がいい成績を残してくれたと
きとかは本当にうれしかったし、逆に僕の方がワクワクしてね。『このままよくなっ
てくれよ』とか。そういう楽しい思いもあった」

 「超変革」から始まった金本阪神。今季は「これまでのチームでは一番強い」と期
待しながら、目指す「積極的な攻撃」は最後までできなかった。若手が伸び悩み、打
線も下降の一途。甲子園では借金18の屈辱。「俺の人生で一番ぐらいにきついわ…。
ちょっとこの経験はない」とも漏らしていた。