頸椎の一部を骨折した渡辺恒雄氏 読売関係者は緊張状態?

お盆休み前後で、どこか長閑なムードが漂う8月中旬。ごく一部の読売関係者は極限の緊張状態にあった。

「主筆が8月16日に自宅で酒を飲んで転び、首を骨折。すぐさま病院の集中治療室に運び込まれた」

ほかならぬ、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆(92)の非常事態である。関係者の受けた
急報は、こう続く。

「一時はもち直して一般病棟に移されたものの、18日になって容体が急変し、ふたたび集中治療室に入っている」

容体急変。読売上層部に激震が走ったのは言うまでもない。

4年前にも自宅で酔って転び、腕を骨折して1カ月あまり入院。重病説が流れたことがある。しかし、今回は
骨折が枢要部なだけに、重篤のレベルはその比ではない。年齢も年齢だ。

読売関係者が続ける。

「主筆の入院は社員に伏せられていましたが、嗅ぎつけたメディアがあったようです。その社は、訃報の
予定稿まで準備したとも聞こえてきました」

メディア界に君臨し、政治をも動かしてきたドン。

コトの真相を読売新聞グループ本社広報部に訊ねると、主筆自らのコメントとして以下の回答を寄せた。

「自宅で転倒して頸椎の一部を骨折し、入院しています。幸い脊髄に損傷はなく、医師からは1カ月ほどで
退院できると言われています」

広報部も、「一般病棟で治療を受けながら、業務書類に目を通すなど順調に回復しています」と強調する。

ただ、一部とはいえ、頸椎を骨折するとどうなるのか――。名古屋第二赤十字病院の整形外科医、飛田哲朗氏によれば、

「頸椎が折れると食事をしたり痰を切る力が衰えます。結果的に、痰が肺に詰まる誤嚥性肺炎のリスクが急増するのです。
一般論ですが、度合いの軽重を問わず、65歳以上で頸椎を損傷すると、1年以内に28%が亡くなるとの研究結果も
あるほどです」

主筆の容態を、読売上層部は固唾を呑んで見守っている。

http://news.livedoor.com/article/detail/15186219/