2018.8.30 05:04
金本阪神よ『執念』見せてほしい…球団フロントが異例の懇願
http://www.sanspo.com/baseball/news/20180830/tig18083005040001-n1.html

 (セ・リーグ、阪神2−4ヤクルト、18回戦、阪神10勝8敗、29日、甲子園)
 頼むよ…。フロントも異例の懇願だ。阪神はヤクルトに2−4で敗れ、甲子園に戻
ってから2連敗となった。借金は今季ワーストタイの8に膨らみ、聖地での負け越し
も11。球団フロントは「執念を見せてほしい」と悲痛な思いを吐露した。首位広島
とは15・5ゲーム差で、2位のツバメともあっという間に4・5差…。ここで執念
を見せず、いつ見せるの!? 

 ここは本当にあの甲子園なのか−。黄色い熱狂はいつも静まる。また負けた。また
上位が遠のいた。試合後、球団フロントの口からは、異例の懇願が飛び出した。

 「きのう(28日)もあと1本でしたし、きょうもあと1本。甲子園に戻ってきた
んですし、『執念』を見せてほしい。夏休みで子供さんも多かったと思いますし…。
『執念』を見せてほしい」

 ほんの少し前まで、高校球児の「100回目の夏」で歓喜と熱狂に満ちていた聖地
が、いざ虎戦士が立つと、ため息ばかり充満する。夏のロードを12勝12敗で終え、
33日ぶりに戻った前日は「スミ1」で0−1負け。そして、この日も…。

 二回の4点のビハインドを追い上げたが、届かない。2−4の九回は梅野と原口の
安打で一死一、二塁としたが、北條が三ゴロ、福留が二ゴロでジ・エンド。11安打
で10残塁に金本監督は「そうですね。まあ…得点圏の、チャンスでの打撃、ですね」
と頭を抱えた。