2018.8.20 05:02
えっ当たった!? 金本阪神、岩田の危険球退場で意見書も
http://www.sanspo.com/baseball/news/20180820/tig18082005020003-n1.html

 (セ・リーグ、ヤクルト8−5阪神、16回戦、阪神10勝6敗、19日、神宮)
 えっ、当たった!? 阪神は今季初勝利を目指した先発・岩田稔投手(34)が、
1点を追う三回先頭で青木宣親外野手(36)に頭部死球を当てたとして、危険球退
場を宣告された。青木が「分からない」と話す極めて微妙な1球に対して、金本知憲
監督(50)のリクエストは認められず、そこから大暗転。阪神・谷本修球団副社長
兼本部長は試合後、意見書の提出を検討することを明かした。

 青木が首をすくめる。バックネット方向に体をよじり、岩田の危ない球を避けよう
とした。梅野のミットも弾かれる。一瞬、時が止まった。死球!? ン…!? 三回
無死、先頭の青木が起き上がり、一塁に歩き出す。土山球審のジャッジは危険球退場。
神宮球場がざわついた。

 岩田の退場後、土山球審と話した金本監督は試合後「審判がね。危険球って宣告し
た以上は覆らない、ということだったから。ビデオ判定もないし」と会見場に用意さ
れた椅子に腰掛け、腕を組みながらやりとりを明かした。

 腑に落ちないのは指揮官だけではなかった。試合の行方を大きく分けた岩田の44
球目を最も近くでみていた梅野は「ヘルメットに当たった音はしてなかった」と主張
した。土山球審からは「先にヘルメットに当たった音がして、その後、ミットに当た
った」との説明を受けたという。帰りのバスへ歩を進めながら「ランナー一塁とワン
ボールとでは全然違う。(審判団で)確認はしてほしかった」と率直な心境を漏らし
た。