2018.8.17 05:04
阪神・能見、ドリス危険球1球退場の窮地救った!スクランブル登板でプロ初S
http://www.sanspo.com/baseball/news/20180817/tig18081705040006-n1.html

 (セ・リーグ、阪神3−2広島、17回戦、広島11勝6敗、16日、京セラ)
 ナイスリカバリーや! 阪神・能見篤史投手(39)が1点リードの九回、守護神
ドリスが危険球で退場した窮地を救った。プロ14年目で初セーブをマークし、首位
・広島相手にカード勝ち越し。これで4カード連続の勝ち越しと、虎の勢いはまだま
だ止まらん!

 小さく飛んで右手を伸ばし、打球を捕って一塁へ送球。ゲームセット!! 能見が
プロ14年目、登板通算338試合目での初セーブで虎の危機を救い、笑顔でハイタ
ッチだ。

 「いやいや、まあまあまあ。緊急だったので、別にそれ(セーブ)はね。いろいろ
なことを想定しながら。それだけです」

 1点を勝ち越した直後の九回。虎にアクシデントが生じた。マウンドに上がった守
護神・ドリスの会沢への1球目が抜け、頭部死球に…。危険球退場が言い渡されると、
代わってコールされたのが能見。3万6125人が詰めかけてパンパンのドームが、
沸いた。

 「(死球が)頭に当たっての登板なので、喜ぶことではないです。(準備は)大丈
夫」

 無死一塁。犠打を試みる野間に対し、カウント3−1から5球目だ。140キロ直
球を押し込んで捕邪飛に。「ラッキーだったね」。一死一塁とし、球場の空気を完全
に支配した。代打バティスタは144キロ低め直球でハーフスイングの空振り三振に。
最後は田中をど真ん中直球で投ゴロに仕留めて任務完了。12球でチームの危機を救
ってみせた。