私が基準にする打者走者の全力疾走は「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12秒未満」で、過去3大会の最多は2014年の全イ3人(5回)。今年は全ウの5人(6回)全イは全力疾走が2人(3回)をクリアーした。

 それでも1回表にはライトフライに倒れた松原聖弥(巨人育成)が一塁に4.25秒で駆け抜けている。アウトが確実な外野フライで足を緩めず全力疾走するというのは支配下登録を目指す松原の強烈なアピールなのである。

 松原は3回にもショートへ内野安打を放ち、このときの一塁到達は3.99秒(今年のフレッシュ球宴の一塁到達最速タイム)。さらに2番打者の2球目に二盗までも成功させており、このときの二盗に要したタイムはこれまだ一線級の3.20秒という速さだった。

松原の足の速さは本物だな
センターの守備が上手ければ昇格出来るのに