阪神が新たな外国人投手の補強に動いていることが4日、分かった。
ターゲットは最速153キロ右腕、今季はレッズでプレーの
ケビン・クェッケンブッシュ投手(30)でリリーフのさらなる強化が狙い。
球団史上初となる外国人投手6人態勢構想が判明した。

水面下で、次なる一手を打っていた。
阪神が新たな助っ投獲りを目指していることが明らかになった。
球団関係者は「外国人投手を探しているのは確かです」と認めた。

 ターゲットに浮上しているのは、最速154キロ右腕、クェッケンブッシュだ。
今季はレッズに所属。10試合で0勝1敗、防御率11.00
(メジャー通算203試合、13勝15敗、防御率4.38)
マイナーでは通算222試合、21勝6敗、防御率1.40の成績を残している。
7月上旬にマイナー契約を自ら拒否し、フリーエージェントになることを選択。
活躍の場を求め日本球界を視野に入れている。

アメリカ出身の右腕は150キロ超の直球に加え、スプリット、縦のスライダーを操る。直球は常時150前後を記録し、
決め球としているスプリットは高い確率で空振りがとれる宝刀だ。

 金本政権3年目の今季、前年の2位(貯金17)から現在2位(借金2)
今一歩抜け出せない原因となったのは防御率4.45のブルペン投手陣。
昨年はドリス、マテオ、岩崎、桑原、高橋が、
日本球界初の1チーム5投手の60試合以上登板を達成。
1点差試合も26勝16敗とモノにした。
その中継ぎ陣が今年はまさかの低迷、

 奇跡の逆転優勝を狙うために更なる厚みは絶対に欠かせない。
昨年セーブ王(37S)のドリス、最優秀中継ぎ投手(43HP)のマテオは
今季いまいちピリッとせず、12球団でNO・1を誇る鉄壁のリリーフ陣に陰りが見え、
昨年の登板過多での蓄積疲労による不調も考慮しないといけないのは確か。
有事に備え、助っ人投手の競争意識も高める効果も期待できる。