週刊ベースボールONLINE 岡田彰布のそらそうよ

 プロ初ホームラン? そら覚えているわ。1980年5月1日、巨人戦(甲子園)やった。相手は新浦(新浦壽夫)さんで、出場11試合目、32打席目の初本塁打やった。あのときの手の感触……。もう40年近く前のことやけど、残っているよな。
やっぱり初ホームランは記憶に残るし、後の野球人生、バッターとして第一歩を踏み出した……という感じがした。

 唐突に、初ホーマーの話題に触れたが、もちろんつながりがある。そう日本ハムのルーキー・清宮(清宮幸太郎)についに一発が出た。彼の場合、出場7試合目、24打席目の初アーチということやけど、高卒ルーキーとしてはホンマ、
立派なスタートよ。この一発、デビューから7試合連続となる安打で、これもルーキー記録を塗り替えたというのだから、やっぱりタダ者ではない。“もってる男”ということなんやろね。

 清宮はもともとローボール・ヒッターとオレは見ていた。だからヒットを打っても、ゴロになるものが多いと思う。プロの投手はコントロールがある。低めを突く……のが鉄則だが、アマチュアとは、
その精度に大きな違いがある。清宮も・・・

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