2018年5月28日20時11分
四球王の阪神北條、定位置獲りへクセ者のススメ 
https://www.nikkansports.com/baseball/column/naruohama/news/201805280000674.html

 決して弱音を吐かない闘争心の持ち主である。しっかりした考えの持ち主でもある。
この精神力と優れた野球センスがかみ合って一時はレギュラーポジションをつかみか
けた。阪神において絶対的なショート鳥谷を追いやる1番手として期待されたのは、
北條史也内野手だった。本来ならひのき舞台で暴れ回っていてもいい存在かと思えた
が、やはり力不足。今シーズンは開幕から2軍スタート。目下、ウエスタンリーグの
全試合に出場して頑張っている。

 鳴尾浜球場で見たオリックスとの2試合(中日が雨で中止)では、ゲームを決める
2ランホーマーがあれば、四球あり。翌々日には追加点を奪うチャンスにつなぎ役の
右前打を放って説く得点に結びつけた。北條にスポットを当ててみる。

 今季の成績に目を通してみると、49試合に出場。168打数、39安打。打率は.
232。本塁打は3、打点は26。ファームである。1軍を経験している選手にして
は物足りない数字。力不足は否めない北條には現状を見直す時がきているように思え
る。自分に足りないもの。磨きをかける必要があるもの。自分を売り出すテーマ等々
再確認をすることだ。矢野監督は「最近、右方向にもヒットが出るようになって、広
角に打てるようになっている。なんとかしないといけない選手の一人ですが、ちょっ
と、これといった特長がねえ…」と見ている。