【元ロッテ・里崎智也に聞く】巨人の小林誠司と宇佐見真吾、“里崎監督”ならどちらを使う?

私の答えは決まっていて、必ず「『捕って、止めて、投げる』能力(スキル)が一軍のレベルにあるのならば、打てるキャッチャーを使います」と回答しています。
つまり、ある一定以上のスキルが備わっている選手がA、Bと2人いるとして、Aのほうが守備能力が圧倒的に優れていても
もう1人のBは守備ではAに数段劣るけれども、バッティングが良ければ、私は迷わずBを選ぶということです。
逆に、その3つのスキルが一軍レベルにないと判断すれば、どんなにバッティングが良くても、キャッチャーのレギュラーとして見ることはできません。
DHや代打、たまにマスクをかぶらせることはあるかもしれませんが、レギュラーとしては信用できないでしょう。

小林 守備率.996(機1139) 盗阻率.400(企55) 捕逸2(機1139) 打.206 出.285 長.257 OPS.542 得打.204
宇佐 守備率.986(機70)  盗阻率.000(企7)  捕逸1(機70)   打.350 出.422 長.650 OPS1.072 得打.231

私の判断基準に沿って正捕手を決めるのならば、現段階では小林選手でしょう。