週刊ベースボールONLINE 岡田彰布のそらそうよ

“彼”がプロ野球に入ってきたときから、オレは常に思っていた。「打者で生きていくべき!」。プロ野球関係者、マスコミの人間に聞かれるたび、
持論は曲げなかった。実はその思いは今もある。

 でもな……である。ここまでやられたら、もう何も言えないわ。そういうことだ。“彼”とは大谷(大谷翔平)のこと。海を渡り、メジャー・リーグのエンゼルスに入団。
投げては2勝、打っては3試合連続ホームランよ。これで投手としていくべきとか、打者に専念しろとかの論争は、自分の力でシャットアウトした。

 投げては160キロのスピードボールよ。バットでは140メートルのホームランよ。こんな選手はまずいなかった。異次元の世界……ってヤツやな。例えば・・・

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