2018.4.10 10:00
【ワンス・アポン・ア・タイム(2)】
バッキー氏、今も忘れない温かいニホンジンと先輩・小山さんの思い出
http://www.sanspo.com/baseball/news/20180410/tig18041010000008-n1.html

(1)産後、夫人出血に同僚オクサン救急車&通訳に感謝

 (ハワイの3Aチームでクビになりかけていたバッキー氏は阪神の目に留まり、テ
スト入団。来日当初は甲子園近くのアパートに住んでいた)

 アパートでは忘れられない恩を受けた。3人目の子供(ミシェル)が生まれた直後、
退院したオクサン(ドリス夫人)が家で大量に出血して。後で不正出血だとわかった
けど、そのときはパニックになってしまった。どうやって救急車を呼べばいいかわか
らないし、病院に連れて行っても、日本語でどう説明したらいいかも分からない。

 ソロムコ(マイク、当時の助っ人外野手)に連絡をしたら、すぐに彼のオクサンと
渡辺(省三)さんのオクサンも来てくれた。ソロムコのオクサンは日本人で英語も話
せる。救急車にも一緒に乗ってくれた。通訳もしてくれて、どれだけ助けられたか。

 アパートには子供を3人とも残してきた。渡辺さんのオクサンや同じアパートの女
性たちが「こっちは任せなさい」って言ってくれたけど、気が気でなかった。でもニ
ホンジン、スゴイヨ。まったく問題なかった。子供たちはもう寝ていたかな。女性た
ちが寝かしつけてくれたんだ。しかもキッチンには血がいっぱいだったはずなのに、
すっかりきれいになっていた。彼女たちに、改めてお礼を言いたい。