>>348
まず事実確認。

(株)札幌ドームは毎年期末配当金を出しています。大体の年において、
1株あたり1,000円。発行済株式は2万株で、総額2,000万円が配当されている。
そのうちの1,100万円が札幌市の取り分です。

配当金に関しては議論の余地があるかもしれない。ファジアーノ岡山の
社長さん(まだJの理事じゃないよね)の言い草じゃないけど、公益企業
なんだから配当金を出さずに施設のために使うべきじゃないか……
という考え方もあると思う。でも、ドーム建設の為に支援してくれた
企業に還元するのも大事だよね。

で、大事なのはここからで、札幌市がドームの営業によって受け取っているのは
1,100万円の配当金だけだってこと。

札幌ドームは毎年1億円以上の利益を出しているけど、配当金に回すのは
そのうち2,000万円だけ。残りはどうするかというと、施設の更新・改修費として
プールしておくわけです。

野球用人工芝の張替えには大体5億円くらいかかります。これを単年度の
収益で賄うのは無理なので、数年分の収益をプールしておいて一気に使う。
「収益を貯めておいて施設更新」を札幌ドームは繰り返しているわけです。
そして、札幌ドームの施設更新は野球のために行われるものの方が多い。
結局、ファイターズが支払った使用料は札幌市がガメているわけじゃなく、
巡り巡ってファイターズの為に使われているわけです。